「でもまあ…」 と、落ち込む優苗の肩に手を置いた。 「あと3ヶ月したら赤ちゃんに会えるんだろ?」 「………はい」 「今は辛いだろうけど、きっと赤ちゃんに会ったらそんなの一気に忘れるから。それまで頑張れ」 「……生まれたらきちんと真鍋先生にも見せに来ます」 「はは、よろしく」 点滴のおかげもあるだろうけど、 来たときよりもどことなく顔色が良くなったように見えた。