あの日だって……… タケルに初めて会ったあの日も、 本当は貧血でふらついて荷物にぶつかってしまった。 それで積み上げられていた荷物がわたしに落ちてきて。 怪我をしなければタケルに出会うことはなかったけど。 やっぱりなんだか憂鬱になった。 _____ ピロロッ、ピロロッ 枕元に置いてあったケータイが鳴って、 急いで見るとタケルから。 「もしもし!」 ………それでもタケルからだと分かると一気に気分が元通りになるわたしは、 正真正銘のバカなのかもしれない。