「ありがと健ちゃん。
そんでさ私のクラスどこ」



「もっと話そうよ、ね、花蓮ちゃん〜」



だる……



「めんどくさい。早く教えて」



「……花蓮のクラスは2-Aだよ……」



「ありがと健ちゃん。じゃ、私はこれで」





ーーー「本当に笑わなくなっちまった。
どうしたんだよ花蓮……」



理事長室を出た私には、この健ちゃんの声は聞こえなかった