「……あの日好きって言われるまで、菜々花のことは隣のクラスの女子ってだけだった。顔は知ってても名前は知らなかったし」
顔をそらしたままの絢斗くんがぼそっと声をだした。
「けど、俺に全力で『好きです』って伝えてくる菜々花に、なんか、心が動いたっていうか……とにかく心臓の音がヤバかった」
わたしは絢斗くんをじっと見つめていた。
「付き合ってみて素直だし可愛いし、いつも俺を見てる菜々花のことどんどん好きになったんだ。だけど……菜々花が言った祭りの話で菜々花が勘違いしてるって思った」
窓の外を見ている絢斗くんの姿に、胸がぎゅうっと痛くなる。
「俺は祭りとかバイトで行ってないから。蒼斗に『祭りのときに女の子に絆創膏あげた?』って訊いたら、あげたって言ってて、菜々花が好きになったのは俺じゃなくて蒼斗だった。でも、俺は菜々花が好きだから……最初は黙ったまま付き合っていようと思った。だけど蒼斗が文化祭に行くって言うから……隠すのは無理だと思って別れよって言ったんだ」
顔をそらしたままの絢斗くんがぼそっと声をだした。
「けど、俺に全力で『好きです』って伝えてくる菜々花に、なんか、心が動いたっていうか……とにかく心臓の音がヤバかった」
わたしは絢斗くんをじっと見つめていた。
「付き合ってみて素直だし可愛いし、いつも俺を見てる菜々花のことどんどん好きになったんだ。だけど……菜々花が言った祭りの話で菜々花が勘違いしてるって思った」
窓の外を見ている絢斗くんの姿に、胸がぎゅうっと痛くなる。
「俺は祭りとかバイトで行ってないから。蒼斗に『祭りのときに女の子に絆創膏あげた?』って訊いたら、あげたって言ってて、菜々花が好きになったのは俺じゃなくて蒼斗だった。でも、俺は菜々花が好きだから……最初は黙ったまま付き合っていようと思った。だけど蒼斗が文化祭に行くって言うから……隠すのは無理だと思って別れよって言ったんだ」

