ここ数日、絢斗くんからクリスマスの話をされるかなってちょっと期待してたけど、そんな感じの話はまったくなかった。
もしかしたらバイトが入ってるのかもしれない。
そういうことも聞きたいから、とにかくわたしからクリスマスの予定を聞いてみる!
わたしはどきどきしながら廊下を歩いていた。
そして昇降口で靴に履き替えて、落ち着かない気持ちで外へ出た。
話をするタイミングを掴もうとして、会話が少なくなってしまう。
どうしよう、どうしよう。
校門を出て、足元を見て、いつ話そう、今かな――
「あのさ、」
「あのね、」
わたしが顔を上げて隣の絢斗くんを見て声をだしたとき、絢斗くんも同じようにわたしを見て声をだした。
ぱちり、と視線を合わせ、数秒後にお互い瞬きを多くする。
「……どうした?」
「い、いや、絢斗くんこそどうしたの!?」
「菜々花から言えよ」
「ううん、絢斗くんからどうぞ!」
焦りながらわたしがそう言うと、絢斗くんは首の後ろを触って視線を落とした。
「あー……あのさ、12月25日ってあいてる?」
どきっとして、わたしは絢斗くんの横顔を見つめた。
もしかしたらバイトが入ってるのかもしれない。
そういうことも聞きたいから、とにかくわたしからクリスマスの予定を聞いてみる!
わたしはどきどきしながら廊下を歩いていた。
そして昇降口で靴に履き替えて、落ち着かない気持ちで外へ出た。
話をするタイミングを掴もうとして、会話が少なくなってしまう。
どうしよう、どうしよう。
校門を出て、足元を見て、いつ話そう、今かな――
「あのさ、」
「あのね、」
わたしが顔を上げて隣の絢斗くんを見て声をだしたとき、絢斗くんも同じようにわたしを見て声をだした。
ぱちり、と視線を合わせ、数秒後にお互い瞬きを多くする。
「……どうした?」
「い、いや、絢斗くんこそどうしたの!?」
「菜々花から言えよ」
「ううん、絢斗くんからどうぞ!」
焦りながらわたしがそう言うと、絢斗くんは首の後ろを触って視線を落とした。
「あー……あのさ、12月25日ってあいてる?」
どきっとして、わたしは絢斗くんの横顔を見つめた。