意外かな。
でも確かに、今までわたしがかっこいいと言ってきた男の子と絢斗くんはタイプが違うかもしれない。
見た目は爽やかで真面目そうな男の子がいいって沙耶にも言ってきたけれど、絢斗くんはなんていうか、近寄りがたくて不真面目そうだし。
でも笑うと表情が優しくなる。友達と話している彼が笑っているのを見ると、どきっとする。
「告白しないの?」
「ええっ!? ま、まだ学校で話したことないし、連絡先とかも知らないのにそんな突然……」
「だめじゃーん、連絡先ゲットして仲良くならないと! あ、わたし聞いてあげるよ」
「へ!?」
「梶本くんとよく一緒にいる敦瑠《あつる》いるじゃん? わたし結構仲良いんだ。中学同じだったの。敦瑠に頼んで連絡先ゲットしようよ」
そう言って箸を置いた沙耶は、制服のポケットからスマートフォンを取り出す。
「いや、ちょっと待ったやめて!」
わたしは焦って沙耶の腕を掴んだ。
沙耶は動きを止める。
「い、いいよ、頼まなくて」
「なんで?」
「恥ずかしいし……」
「何言ってんのよお、直接聞くわけじゃないんだしさあ」
それでもわたしは首を振ってやめてほしいことを伝える。
でも確かに、今までわたしがかっこいいと言ってきた男の子と絢斗くんはタイプが違うかもしれない。
見た目は爽やかで真面目そうな男の子がいいって沙耶にも言ってきたけれど、絢斗くんはなんていうか、近寄りがたくて不真面目そうだし。
でも笑うと表情が優しくなる。友達と話している彼が笑っているのを見ると、どきっとする。
「告白しないの?」
「ええっ!? ま、まだ学校で話したことないし、連絡先とかも知らないのにそんな突然……」
「だめじゃーん、連絡先ゲットして仲良くならないと! あ、わたし聞いてあげるよ」
「へ!?」
「梶本くんとよく一緒にいる敦瑠《あつる》いるじゃん? わたし結構仲良いんだ。中学同じだったの。敦瑠に頼んで連絡先ゲットしようよ」
そう言って箸を置いた沙耶は、制服のポケットからスマートフォンを取り出す。
「いや、ちょっと待ったやめて!」
わたしは焦って沙耶の腕を掴んだ。
沙耶は動きを止める。
「い、いいよ、頼まなくて」
「なんで?」
「恥ずかしいし……」
「何言ってんのよお、直接聞くわけじゃないんだしさあ」
それでもわたしは首を振ってやめてほしいことを伝える。

