「そんなに大変な事なんですか。針を無くすのって。」

桜は気になりお華に質問した

「はい。針一本でも無くせば無くした物が処罰を受けます。この廊下は長政様やお市様などの方も通ります。もし踏んでしまったら怪我や命の危険にもあります。そんな事になったらあの方は死刑にも成ります。」

(‼︎死刑‼︎)

桜は急いでその場所へ向かったお華が止めるのを聞かずに

桜はその場所に着いた私に気付いた女官と御次が慌てて止めに入った

「女房のお方此処は危ないので近づかない方が良いです。」

そう言われた桜は

「別に大丈夫です。」

そんな桜が言ったことが変だったのか二人は呆然としていたがハァと気付いた女官は慌てた

すると今まで見ていたお華がこちに来て着物の上を脱ぐようにと言ってきた

「桜さんは見た目に反して頑固ですね。説得しても無理みたいですので着物の上をお脱ぎになって下さい。邪魔になりましょう。」

「へぇ。!はい‼︎」

「お華様よろしいのですか?」

「ええ。良いんです。」

着物一つになった桜は庭に出って御次の人と一緒に石砂を探した

その様子を目を見開いて慌てて御次の人が話し出した

「駄目です。女房のお方様お着物が汚れてします。」

と止めに入った