一週間。


「俺は、アイスを買いに来たの」
大樹兄ちゃんの余計な話を流しながら言う。

「なに、また親父さんのパシリ?」

「そーだよ」
答えながら冷蔵庫をあける

途端にひんやりした冷気が俺を包んだ。

「もう毎日くるかんな~」

「もうまとめて買っていけよ」

俺はソーダ味のアイスキャンディを2つ取りだし大樹兄ちゃんに突き出す。

「はい200円」
チャリン、と音をならし大樹兄ちゃんの手のひらに二枚の硬貨を落とした。

「まとめて買うと帰るまでに時間かかって溶けるんだよ
溶けたのなんか要らん!ってうるさいんだよ父さんが」

「あーあー。お前も大変だな」

大樹兄ちゃんは200円を握りしめ、
同情するように言った。