『じゃあー、この問題を四ノ宮。』





『4です。』






『正解だ。さすがだな。』






『ありがとうございます。』







私は四ノ宮杏奈。
ごく普通の高校3年生。

私のクラスには、幼馴染みが四人いる。







『広瀬。いい加減起きないか。』






『……眠い。』







1.広瀬郁
眠い、が口癖。
タレ目が特徴的。
合気道してる。






『…市野、お前はうるさい。』





『…あ?寝てないだけいーだろ。』







2.市野千歳
あだ名はちぃ。
言葉遣いが悪い。
ほんとは幼馴染みの誰よりも優しい。







『高松、外には何かいるのか?』





『…先生には関係ないコトです。』







3.高松玲
一番冷静。
インテリヤンキー。
とにかく毒舌。







『…先生、うるさい。早く授業進めて。』





『あ、ああ、』







4.日野翔太
勉強できる系ヤンキー。
よく目が笑ってないことがある。
顔は可愛い系。







『…四ノ宮、この四人どうにかならないか。』





『みんな、普通の人ですよ?関わって見ればわかる筈です。』





私はいつも周りにそういうけど、
四人の中でも冷静な玲がヘッドを務める龍華というグループを恐れて、近寄ろうとしない。




みんなホントは優しいのにな。