「優翔もありがとう
当主に少しは私のこと話していたのね
お陰で話が早かったわ
戦いの後のこととかね」

「俺は当たり前のことをしただけだけどな
傷ついている人がいたら助けなきゃな…
魔法薬屋の息子だから

あとこれだけ聞いてくれ
俺はお前のことが好きだ!
お前と会えて良かったって思ってる」

「私も優翔のこと好きだよ
咲希だってクラスの皆だって」

「あ…あぁ
そういうことじゃなくて…」

優翔の告白は睦月が解釈を間違ったふりをした
睦月はまだ自分の気持ちに正直に
なれないでいた

「ありがとう 優翔…」
優翔には聞こえない声で睦月は呟いた