「もう、授業も終わりの時間に
近づいてきた

それではこれから魔力測定を行う

私がこれから出す的にありったけの
魔力を放ちなさい」

睦月は3人から5メートルほど離れた位置に
1つの的を用意した
その的には簡易測定器が付いており
最大で35万まで魔力を測ることができる

「最初に皆藤つぐみ、やりなさい!」

「はい!
我の心に溜まりしエネルギーよ
全てを解き放ちたまえ!」

つぐみの放った魔力の塊は的をめがけ
進んでいった
そして的の上についているカウンターに
26万と表示された

「始める前は19万5000だから
かなり上がったわね
このままいけばSクラスも夢じゃないわ
それにスピードも最初の倍以上に
なっているからこれからも頑張りなさい

次に長牧聡、やりなさい!」


「はい
我の魔力を全て解き放て!

ヒーリング・ライト!」

聡の放った暖かい色の光は的を包み込んだ

そして光が収まると測定器は
28万8,000と表示した

「あら、これならもうSクラスに入れるわね
明日から転クラスしてもらいたいくらいね
まぁもっと魔力をあげなさい!
貴方の力は遅かれ早かれ役に立つから

最後に由良葵さんお願いします」


「はい!
我の溜まりし魔力よ
全てを解き放て!」

葵の放った魔力は的へ向かった

しばらくの砂煙の後的のカウンターには
29万を示していた

「これならやっぱり行けるじゃないの
Sクラスに

3人ともいきなりここまで上がるとは
正直思ってなかったわ

今日の授業はここまで
疲れを残さないようにしなさい
それと今日のことは理事長にも伝えます
もしかしたらSクラスに転クラス
するかもしれないので把握しとくように
以上」

「「「ありがとうございました!!」」」