「お前の魔力はたったこれだけなのか?
本気でやれといってんだろが!」

どうしても本気で優翔に魔力を当てられない
葵は優翔がどんなに言っても、手加減でしか
魔力を当てられなく何回も何回も優翔に
怒られ続けた

「すいません…」

「謝る気力があるならさっさと本気でやれ!」

「は、はい
じゃあ…

水星よ我に力を貸したまえ
ウォーター・プラネット!」

「四宮は星使いだったのか
なぜ今まで使わなかった?
魔力の消費が怖いからか?
そんなんじゃいつになっても完璧な
星使いにはなれない!」

葵はやっと立っているのが精一杯でほとんど
優翔の話を聞く気力など既になかった

そして四宮葵を一旦休憩させるために
次の人の指導へと移った



そしてとりあえず5人の魔力の測定が終わった

やはり皆まだ自分の魔力を完璧に扱えて
いなく、本来使えるであろう魔力の半分しか
解放出来ていなかった


「まだ皆全然扱えてないな…
まぁまだ時間もある
今日は簡単に魔力の引き出し方を教える
あと、今日は一時間残ってるからな
覚悟しとけ!」


そういって優翔は魔力の引き出し方を教えた
それはこういうものだった

まず全神経を体の中心に集める
そして集めた魔力を一気に解放する
ただそれだけ

しかし魔力を扱えている人にとっては簡単だが、
自分の魔力さえ扱えていない人には
全神経を体の中心に集めることさえ
出来ないのだった

どうしても気が分散してしまうのだ

そして一生懸命神経を集中させても
それを魔力へと変化させ放つことも出来ない



次第に時間もなくなり今日の戦闘授業は
終わった


「これで今日は終わりにする」

「「お疲れ様です!」」

「「「ありがとうございました!」」」