魔法学園のプリンセス

ウリエルside

私は昔は使い魔となるのが好きだった
どちらかが死ぬまで相手と契約を結び続ける
それが好きだった…
でも私は魔物で相手は人間
だから私よりも先に相手は死んでしまう

その都度私はすごく悲しんだ

そして、悲しみが和らいだと思うと新しい
相手と契約して

そんなことを続けていた
あのときまでは…

何人目の私の主だったかわからない
あの人は最初はすごく優しかった
私が少しでも怪我を心配してくれた

でもそれは最初だけだった

あるときあの人は私を道具としてしか
見なくなった
それは突然の出来事だった

いままでは私を見る目が優しかったのに
もうそんな優しさは感じられなかった
冷たい目をして私に命令した

“あいつを殺せ” と

逆らうことは許されなかった
それは私の死を意味するから

もちろん逆らってもみた
でもダメだった

私を他の使い魔に攻撃させたのだ

そうして、私は捨てられた
あの人は私が死んだと思ったのだ

私は捨てられたあと全ての召還魔と、使い魔を
統括している大天使ミカエルに会った
私はミカエルに助けられた

ミカエルはまた人間を信じてみればいいと
言ったが到底私には出来るはずがなかった

それでも私はあなたを信じると決めた
あなたから出ているオーラがとても
綺麗だったから
それにあなたの使い魔も大丈夫だと
言ってくれたから