開始の合図があると咲希は机の上の
材料を分け始めた

「出来た!
これで大丈夫だね
こっち側が使える薬草ね!」

自信ありげに言った咲希の言葉は
優翔によって覆された

「本当にこれで大丈夫だと?

これは千寿草に似ているけど、
猛毒の偽千寿だ

これも絶対に使ってはいけない毒草
これもだぞ!
人を殺したいのか?
そんな薬を生成させるのは許可できない」

咲希が分けた中には見た目は似ているが、
猛毒の毒草が何種類か入っていた

「葉月先生も人が悪いわね
こんなに似ていたらそりゃ間違うよ

優翔、咲希は魔法薬屋の人間ではないの
勿論私も

だからあまり咲希を責めないで」

「咲希ごめんな…
俺も言い過ぎたよ

でも心配なのがあったら俺に聞いてくれ!
俺はいつでも答えるから」

「わかったよ!

まずそれぞれに必要な薬草に分けてから
それぞれで魔法薬を作ってく?」


優翔は考えた後にそうしようと言った
優翔は紙を見ながら何を作らなければなのかを
確認し薬草を振り分けていった

「出来たぞ!
一応この中でも難易度が低いのが
左側にあるやつだから

俺は右側から進めてくから2人は
左側からおねがいしてもいいか?」


「わかったわ!」


「了解!」