少し考えた俺は,決心した.

「お前、俺の家くるか?」

俺のアパートは動物を飼うことが許されている.

隣の家も,ハムスターを飼っているらしい.

トイレとか,ご飯とかは,まあバイト代でなんとかなるだろう.

「にゃあ~」

水を飲むのをやめた猫は,嬉しそうに鳴いた.

「よし、じゃあ行くか!」

ダンボールごと抱え、俺は家に向かった.