「はーぁ。疲れたー...」 

学校から帰ってきた俺,藤崎綾斗(ふじさきあやと)はバタッとベットに倒れこむ.

俺は、高2で1人アパート暮らし.

母親と父親は2年前に他界して,親戚に引き取られたが,高校に入学したら1人で暮らすことを決意した.

流石に,1年経つとだいぶ慣れてきたもんだ.

「でも、やっぱ一人じゃ寂しいよなぁ.....」

土日は友達が家に遊びに来るからいいけど,家に帰って静かだとたまに寂しくなる.

「動物とか、いたらいいのになぁ....」

今日はなんだかいつもより疲れがたまっていて,俺はそのまま寝てしまった.




次の日,思いもしない出来事が起こるなんて,この時は思っても見なかった.