ノイジーマイノリティー




酔ってるせいもあって



いつも格好いいハルが更に



素敵に見える



夢を語る男の子っていいな



目がキラキラ輝いて



聞いているこちらがドキドキした



彼のドキドキが伝わってきたのだ



「だから、東京なんて



平気だって思ってなきゃさ



行けない気がしてさ。」



そっか、そんな考え方もあるんだ



なんだか



その発想すごくハルらしくて



とても気に入ったよ



「いつかスイングジャーナルなんかに



載ってるような、有名な人と



セッションしてみたいな



なんて思って。」




そう笑った



その笑顔は自身に満ちていて



とてもチャーミングだった



まるで



とても大切なおもちゃ箱を



開ける小さな子供みたい



いいなと思うと同時に



自分の夢ってなんだっけと



思い出す



そうだな



今は会社で働いて



お金を貯めたら



海外旅行に行く位かな




そんなこと考えていると



ハルが愛果の夢は何と



聞いてくれた



その時一番に



思い浮かんだのは



ハルに逢いたいと思っていた



昨日までの自分だった




その発想に少し違和感を覚えて



首をかしげる



なんでと、自分に問いかけてみる



その仕草に



ハルも私をじっと見つめた



そこへ



パスタが運ばれてきた



セットしてもらっている



間にハルに話かけた



「私も海外旅行行ってみたいな



なんて思ってたんだ。」



話始めると



色々思いつく