ノイジーマイノリティー




何気ない時間



何気ない出来事




陽の暮れた



コンビニの帰り道



隣には



大好きなあなたがいる



それだけで



こんなに楽しくて



愛しい時間になるなんて



思ってもいなかった



スタジオまでの



道の途中



ハルがこう呟いた




「愛果来てくれてありがとう」



私はその言葉に少し照れた



いいよなんて言ってみる



するとハルが



「よく来ました



迷子にならなくて




ほんと良かった。」



そう言った



その言葉にムッとする私



「あれはね、色々あってね



バッテリーが無くなってね。」



そう反論して



彼を見つめた



そして気づく



本当に自分を心配して



くれた事に



だって



彼の目に心配が浮かんでいた



その途端



足がすくんで動かなくなった



ハルも一緒に



立ち止まる




週末の東京



夜になっても人通りが多い



ハルに電話をする前の



恐怖が襲ってきたのだ



「ごめん、心配かけて」



うつむき謝る私



すると、ハルが



何も言わず抱きしめてくれた



「俺こそ御免、本当は心配で



死ぬかと思った。」



耳元でそう呟き



ぎゅっと抱きしめてくれた



それだけでもう



なんだか心が軽くなった



そして


懐かしいハルの香り



ああ、ハルの腕に抱かれている



それが



こんなにも



幸せなことだったなんて