ノイジーマイノリティー




その言葉がお母さんみたいで



自然に笑えた



「じゃ、飲み物にする」



店の奥にある冷蔵庫までいく



途中に小さなお菓子が並べてあったから



それを取った



ハルがカゴを私に向けた



その中にお菓子を入れる



そんな少しのことが嬉しい



ありがとうと私



冷蔵庫の前で二人で並ぶ



何にしようかな



選びながらハルを見る



ずっと逢いたかった人が



隣にいる



二人で買い物



こんな少しの事が



特別で



嬉しいことになる



ずっとしたくて



出来なかったことだもの



今にも涙が出そう



「愛果は何にするの」



私が彼を見つめていたので



彼がそう尋ねた



あなたがいい



なんて心でつぶやきながら



なにくわにぬ顔で



「そうだね、夜コーヒー飲めないんだ。」



なんて飲み物を選ぶ振りをする



ハルがそうなの



なんてつぶやく



その答えに笑って答える



そうだよ



寝れなくなるんだ



ハルは味のついた水を選んだ



私はそれを見て



その横にあったレモン味の



水を選ぶ



冷蔵庫からドリンクを出そうと



ドアを開けた時



ハルが握っていた手を



ぎゅっと強く握ってくれた



私は彼を見つめる



そこには笑顔の彼がいた



ただ、それだけ



なのに



そんなことまですごく嬉しかった



見つめて



触れて



あなたも私を確認してるんだって



すごく判ったから