ノイジーマイノリティー



以来



彼女がいても



いなくても



演奏の時は



一音一音



大切に演奏することを



心掛けた



練習も



彼女に伝わる様にと



思い浮かべて演奏する



だって







一番聴かせたいのは



彼女だったから






父や母より近い存在




そう思っていたよ



そう感じれた




初めての人



君は



僕の生活に



そっと入り込んで



そして



いつの間にか



隣りにいたんだ



音楽とサックスと彼女



どれも大切なものだった





両親とは



会うと喧嘩ばかり




だから




今は会いたくなかった



二人の心配な気持ちは




良くわかった



でも、両親以上に



自分のこと



心配してたのは自分だったから



なんだか



受け入れられなくて



言われるのも




耐えられなくて



疎遠になってたんだよね



自分の技術を確かなものにすること



それは



どんな仕事でも



同じだと思う



少なくとも俺は



そう思ってる



いつかは



諦めなきゃならないかもしれない



でも



今はもう少し



夢をみていたい



そう思ってるんだ