三神くんと私。



そらから、朝と放課後は結ちゃんと優くんと
毎日、図書室で勉強することになった。

そして、同時に三神くんとも会うことがなくなった。

そんなある日のお昼の時間。

教室でいつも通り3人でご飯を食べているときのこと

結ちゃんが"そうだ"と思い出したように言った。

「幼馴染みの三神くんとは離れてみてどう?」

「......どうって言われても...」

「..まだ、数日じゃ変わんないかー、
あ!昨日、三神くんが女の子に告白されてるの見た」

そう言った結ちゃんに続き、優くんも、

「俺も前見た。」


__やっぱり、三神くんはモテモテだなぁ。

そんなことを思いながら、モグモグと卵焼きを食べた。


そして、5限目が始まる前、理科室に3人で向かっているときのこと。

中庭で、向かい合う男女がいた。

それはよく見ると三神くんだった。

「....あれって幼馴染みくんだよね!
また、告白されてるのかなー? 」

そう言って興味津々の結ちゃん。

私は実際にこんな状況を見るのは初めてで、
何故だか、あんまり見ていたくなくて俯いた 。