そんな訳で、私は幼馴染み離れをするため
三神くんと距離を置くということに。
学校帰り、結ちゃんと優くんに言われたことを
隣を歩く三神くんに言ってみた。
「...三神くん...」
「....何、凛?」
「....あのね、私..もうすぐ期末テストでしょ?
だから、明日から朝と放課後、勉強したいから...
一緒に登下校とかできないの....」
そう、三神くんの顔を見れずに下を向いてしまう。
すると頭上から
「そう、わかった」と言われた。
予想外の返事に少し驚いた私。
"無理だよ、そしたら誰が俺を起こすの?"
"なんで急に勉強?いつもしてないのに"
....とか、そんな返しが来ると思ってたから。
そう考えていると
「...1人でやるの?」
そう落ち着いた三神くんの声。
「....ううん、お友達とだよ。」
「...そっか、まぁ勉強頑張って」
そう言っていつも通りの三神くんだった。


