三神くんと私。



そして、その日の夕方。

私は本を持って、三神くん家に向かった。

三神くんのお母さんに入れてもらい、
三神くんの部屋の前へとたどり着いた。

__コンコン

「はい」

「...三神くん、本返しに来たよ」

そう言って開けると、机に向かってる三神くん。

「....はい、これ。ありがとう。」

そう言って差し出す。

それでも、こっちを向かない三神くん。

もう一度名前を呼ぼうと思った、その時

__グイっ

急に腕を引っ張られて、バランスを崩した私は
そのまま三神くんのベッドに倒れ込む形になり、
結果、三神くんが私の上に覆い被さる状態に。

「.....み、三神くん?」

本を返しにやって来たはずが、
その目的の本は床に落ちていた。

「...凛。」

「....なに?」

「放課後、一緒にいた奴ってなに?」

「....え...友達だよ」