しばらく目を合わせてみたが、何も起こらないので気にせず視線を窓に戻した。

「気にすることないでしょ〜。ほっとけほっとけ〜」

変に関わって面倒なことになるのはごめんだ。

男1「有山?」

…ん?今亜美に話し掛けた?

「亜美の知り合い?だれ?」

そう言って亜美を見てみたが頭をかしげてる。
知らない人なんじゃん。

男2「まっ、わからないか。もう1人は、えーっと、如月美佳?だっけ。」

なんで私の事はフルネで知ってんのよ。

「『えっと…どちら様ですか?』」

あ、はもった(笑)

「「お前ら俺の学校で有名人だよ」」

そっちもはもるんかいっ。

てか、よく見たらイケメンだな。

つーか、なんで私ら有名人なんだ。

まあ私は思い当たるけど美佳はないな

「えっと…名前は?」

男1「俺は東城 淳(とうじょうじゅん)」

ほぉほぉ、黒髪に眼鏡かけたいかにも真面目さんって感じだね。

男2「俺は九城 龍(くじょうりゅう)」

あちゃー、こちらもイケメンだこと
まあいかにもヤンキーって感じ

「私らも自己紹介した方がいい…って思ったけど名前知られてるからいいや」

お年齢はいくつなのかな

そう思ったらずっと黙ってた亜美が

『何歳ですか?』

おお、人見知りの亜美が話し掛けたよ。
すごいすごい。