小さな消えそうな声で、店長はホテルの名前と部屋番号を言った。
観光なんて最初からするつもりもなく、部屋にいる店長。
私はタクシーに乗り込むと、そのホテルへと向かった。
直臣さんが居た豪華で私を拒絶する部屋じゃなくて、店長のホテルの部屋は、煙草とお酒の匂いがした。
私が小倉に初めて着いてふらふらしながら飛び込んだあのBARに、良く似た懐かしい匂いだった。
煙草を咥えながら店長は私を迎えると、苦笑した。
「なーんでメイクがボロボロなのよ」
「お互い一番じゃなかったから」
「あんたの一番って誰よ」
馬鹿にするように笑われたので、カバンの一番下に眠っていたそれを私は取り出した。
「一番になる為に、私、変わりたいんだって気づいた」
「胡蝶?」
「店長がいい。そう思ったから来たんだけど」
へらりと笑うと、思いっきりデコピンを食らった。
「馬鹿ね」
腕を引っ張られ、部屋に強引に押し込められて、店長はベットに座ると静かに煙草を吸いだした。
観光なんて最初からするつもりもなく、部屋にいる店長。
私はタクシーに乗り込むと、そのホテルへと向かった。
直臣さんが居た豪華で私を拒絶する部屋じゃなくて、店長のホテルの部屋は、煙草とお酒の匂いがした。
私が小倉に初めて着いてふらふらしながら飛び込んだあのBARに、良く似た懐かしい匂いだった。
煙草を咥えながら店長は私を迎えると、苦笑した。
「なーんでメイクがボロボロなのよ」
「お互い一番じゃなかったから」
「あんたの一番って誰よ」
馬鹿にするように笑われたので、カバンの一番下に眠っていたそれを私は取り出した。
「一番になる為に、私、変わりたいんだって気づいた」
「胡蝶?」
「店長がいい。そう思ったから来たんだけど」
へらりと笑うと、思いっきりデコピンを食らった。
「馬鹿ね」
腕を引っ張られ、部屋に強引に押し込められて、店長はベットに座ると静かに煙草を吸いだした。



