糠床日記

ノンフィクション・実話

主婦ミサエ28歳/著
糠床日記
作品番号
124569
最終更新
2008/08/22
総文字数
2,314
ページ数
7ページ
ステータス
未完結
PV数
187
いいね数
0
キュウリにナスに大根にニンジン。野菜を漬けた糠床は、一日一回、かならずかき混ぜてやらないと、腐る。
指と指のあいだに入り込む生ぬるい感触はいつも気持ち悪くて、でもなんだかホッとするものだ。ささくれ立った心をマッサージされてるようで。
あの人が寝静まった深夜、そっと糠床をかき混ぜていると、一日のささいな出来事が次から次へと思い出されては消えていく。
退屈な毎日。ただ腐らないようにするだけ。

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