バイバーイ



みんな私にそう言って帰っていく。



でも、私の好きな人は帰らなかった。



ずっとずっと片思いしてた憧れの彼。




どうしたの?



そう聞けば彼は顔を真っ赤にさせた。




好きなんだ。




そう言われ今度は私が顔を真っ赤にする番になった。




私も好き。でも遠くにいかなきゃいけないの。




私がそう言うと彼は悲しそうに微笑んだ。




そっか。でもキミのことは絶対忘れない。いつか必ず迎えに行く。




その言葉に私は涙をこぼした。



そして彼と最初で最後のキスを交わした。