「赤ちゃんが生まれそうなんだろ? 行って来いよ。」 なんで、と思うよりも先に 「ありがとうございます!」 と言って駆け出していた。 急いで車に乗って病院に向かう。 不安と期待が入り混じって変な気持ちだ。 病院に着くと羽音は頑張ってる時だった。 俺も立ちあって、羽音の手を握る。 ーーガンバレ!ガンバレ! 「もっ、ムリイィぃぃ」 相当辛いのか、羽音が弱音を吐く。 「ガンバレ。ガンバレ羽音!」 強く強く手を握ってやる。