早速背中をひねって瑠羽の方を見、「私13番!」と紙を持ってジェスチャーすると、瑠羽は「やったぁあああああああ」と叫びそうなくらいガッツポーズをしていた。
瑠羽の他に、私のジェスチャーをみている人がいるのも知らずに。
「よーし、じゃあ書いてある番号のところに座れー」
皆が机を持って行動する、このぐちゃぐちゃした感じは嫌いだ。やたらぶつかるし。
わたしも机を持って13番の席まで行った。
あ、そういえば、隣って誰なんだろ。
隣の人のことすっかり忘れてた。林間がかかってるから楽しい人だといいなぁ
そんなこと考えながら13番の席まで行くと。
「あ」
そこには、瑠羽の言っていた、新井晴斗が座っていた。、