紙に書いた「新井晴斗」の文字にでっかく丸を付ける。





「この人、よくみたらすっごいイケメン。この前モブ子ちゃん達もかっこいいって騒いでたんだよ。みてみ?」





新井晴斗。同じクラスってとこしか認識されてないな、わたしの頭の中で。




チラッ、とみてみるとまぁ悪くはないな、って感じだった。



「どお?どお?かっこいいでしょ!?」






「んー。笑 まぁ、いいんじゃない?」





「何、適当だなぁもう。」





「はは、ごめんご笑」




と、そこで休み時間終了のチャイムが鳴った。