~♪♪♪♪~

携帯のアラームが鳴った。

『んっ!もう朝か。今、何時?・・・・・・・・・やべっ!!遅刻だ~。』

俺は学校はさぼるけど遅刻はしないそんなルールを自分の中で作っていた。


俺は急いで制服に着替えた。


~♪♪♪♪~

携帯が鳴った。


『んだよ。こんな大事な時に・・・』


俺は携帯の受話器ボタンを押した。

『もしもし?』

俺はダルそうに言った。

〔もっし~。優くん?あたしー。分かる~?〕

甘ったるい声で話すそいつは・・・

『り、さ?』


〔うん。あったり~。良く分かるねー。〕

俺の幼なじみの理沙。俺たちはずっと一緒で学校では付き合ってんじゃないかとまで言われた。

でも、中学1年の夏に理沙は、ニューヨークに行った。

それから理沙とは会ってもないし連絡も一切していなかった。

〔ん、優くん?聞いてる?〕

理沙の声でハッと我にかえった。

『えっ?で、何で理沙?』

〔何で理沙ってひどくな~い?〕

『ごめんて。んで、何?』

〔だからね。あたし今日、自家用飛行機でそっち行くからね。〕

は?
今日??
こっちに???
来る~??????

『な、何で?』


〔えとね~何か・・・あっ!もう飛行機乗るから着いたら話すからー!!バイバーイ〕

『えっ。ちょ』

プープープープー。

切れたし。

てか、わけ分かんねーし。


~♪♪♪♪~

また。携帯が鳴った。

『はい。』

〔優真~。お前が遅刻すとわな~。まぁ早く来いよ。じゃっ〕

『はい?』

プープープープー。