足場の悪い道で、つまずきそうになったあたしを。

“おっとっとっと...”

若井君は支えようとしてくれたけれど、
一緒に転んでしまったのだった。

“いたたたたっ
先輩、重いっすよ!”

距離の近さに見つめ合う。

座った状態でも、背の高さを感じた。

若井君の顔に付いた砂をはたくと
目をそらせなかった
距離の近さにドキっとした瞬間...

若井君がキスをしてきた