帰り道...

すっかり日も暮れて、暗くなってきたのでカサカサっの音にドキっとしたあたしは思わず若井君の洋服の裾を掴んでいた。

“怖いの!?”
っと若井君は、からかい半分で言ってくる。

“こっ...怖くなんかないもん!”

“うそだぁ~”

あたしが怖くないようにしてくれたのかな!?
ふざけながら夜道を歩いた。