「あ、沢本くん居たよ!」 教室で楽しそうに話していた。 私達に気づいてくれた。 「有難うございます。助かりました」 「どうしたの?」 心配そうに聞いてきた沢本くん。 「ううん。悲しい事が…」 私の頬には沢本くんの手が伸びていた。 「沢本くん?」 「っ!ごめんね!」 「ううん。」 沢本くんの温もり…暖かい。 「嫌じゃないよ」 「っ!」 「ごめんなさい。変な事言って。それでわ」 沢本くん、凄く驚いてたな。 そりゃ、初対面な子だしな