私が泣き止むまで葉ちゃんは側に居てくれた。 「羽留、大丈夫?」 「ごめんね。葉ちゃん。もう、平気だよ」 「そっかぁ!教室戻ろ?沢本くんに返さなきゃね。」 「そうだね。」 この気持ちは何? 教科書を見つめた。