この世の中は腐ってる。
みんなは、7つ大罪をご存知かな?
傲慢、嫉妬、強欲、暴食、色欲、怠惰、憤怒。
この世界は、そんな大罪や欲で溢れている。
俺は、そんな世界が嫌いだ…

変・え・た・く・な・い?

『はっ!!』
『ふぁー…夢か…』
今日は月曜日、いつも通りあくびから俺の朝は始まる。
週はじめは学校だと思うと辛くて考えたくない…
重く感じる体を動かし、洗面台向かって歩く。
『あたま、いてぇー…』と思ったのは考えてる証拠なんだろう。
俺が通う高校は、地元の共学高校。
あまり頭の良い学校ではないし、共学と言っても俺には男も女も区別が付かないような奴らばかりだ。
なんでこんなとこに入ったのかって?
地元だからって理由しかないのが寂しいところ…
誰しも夢を持って道を選ぶけど…この高校はまるで諦め者の掃き溜め。
とにかく俺は学校に通うのが苦痛なんだ…
『はぁー…』ため息が零れながら俺は歯ブラシに歯みがき粉を付けた。

そんなこんなで何分が過ぎたかな?
歯を磨き、朝食食べ、だらだらとテレビを見ていた。
『はじめ!あんたいつまでだらだらしてんの!早く学校行きなさい!』
朝から怒鳴り付けて来たのは、母さん。
『はじめ!聞いてる?』あー…返事するのも面倒だな。
俺は、声を出したくないから小さく頷いた。
『早く行きなさいよね!』
これ以上小言を言われたくないから、逃げるかのように俺は家出た。
『あっ!』俺は忘れてた…
『朝の星座占いを見ておかなかった…』そう!星座占い見てから学校に行くのが日課なのに親から怒鳴られて出てきたから見忘れたのだった。
きっと運勢は最悪に違いない。
そう思いながらいつも通りの通学路をだらだらと今日も歩く。