そう言って口を尖らせ、拗ねた子供のような表情をしている

輝翔の総長である理由がこういう場を読みそれをまとめれることが出来るところからきているんだろうなと思う

話すこともなくなり俺達がここにいる意味がなくなったから部屋を出ようと思った

怜「それじゃ、俺達はこれで上がらせてもらうぞ
あと、今夜話すから絶対来いよ?」

輝「あぁ、ありがとう
じゃ、後でな」

そっと微笑む輝翔はこれから何を聞いても動じることはないと、そう思わされるほどの強い眼差しでこっちを見ていた

バタン

自分の部屋へ入り、隣の部屋…美桜の部屋を見る

怜「美桜…なんで俺達から離れていってしまったんだよ
俺達はずっと一緒だって言っただろ?
なんで、なんでなんだよ!!」

そのまま右手に拳を作り壁を殴った

そんなことしたって何にもならないことぐらい分かっている

壁を殴って残ったのは痛みだけ

でも、この痛みよりずっと心に痛い傷をおっているのは美桜だ

あの時、美桜を闇から開放する事ができたと思っていたのに

美桜をまた闇に引きずり戻そうとする奴らがいる

俺はそいつらを絶対許さない……