そう思ったのは俺だけじゃなかったらしく、皆がそれぞれの意見を言い出した

颯「俺達は紅炎を狙って来たんじゃない…!」

慶「ただ総長を探しに来ただけなんだ!」

葵「紅炎には一切手は出しませんから!」

怜「姉ちゃんに会わせてくれよ…!」

もぅ、ただ美桜に会いたいだけなのに、また一緒に暮らしたいだけなのに……

なんで邪魔すんだよ!!

流石に何も言えなくなったのか黙りこんだ理事長と先生

なんか言えよ!

何も言わない理事長達に痺れを切らしたのか慶羅が再度きく

慶「なんで何も言わねぇんだよ!」

海「どっちにしろ紅炎が関係無くともお前達がこの学校に転校して来るのは困るんだよ!」

慶「だから、なんでか聞いてんだろ!?」

俺達は頭に血が上り過ぎて周りが見えず、ある人物達が近づいて来ていることに気づきもしなかった

輝「はい、ストーップ!」

ビクッ

な、誰だ!?

って紅炎の総長と副総長じゃねぇか

海「な、なんでお前達まで来てんだよ…!」

拓「海斗さんすみませんが多少話が聞こえてしまいまして、闇桜の人達に俺達からも話したい事があるんです」

話したい事ってなんだ?

まぁ、こっちは好都合だ

この高校の大半が紅炎だから、属してないやつをひとりひとり見ていけば手っ取り早い