輝「さっきのパーカーをハッキングしたんだ
今、分かる分だけでもと見といた方が良いだろ?」

沙「なるほどね!
で、何が出たの?」

「何が出たんだ?」って俺が言いたかったのに!

まぁ、それは置いといて…

拓「うん、名前は緒野 夢桜で、生年月日、血液型、住所、あと、クラスが2年S組
まぁ、ざっとこんなもんじゃない?」

へー、結構出たな

輝「こいつのこれまでとか家族構成は出てこなかったのか?」

これだけ出たなら出てきてもおかしくないと思うんだけどな…

拓「そこまでは出なかった」

輝「そーか……って!
2年S組ってことは樹達と同じクラスじゃねぇか!
おぃ、樹達に頼みがある
この緒野夢桜って奴を教室で観察しててくれ
修が隣なら可能だよな?」

俺気づくのおそ!

ちょっと総長としてどうなんだよ!!?

修「はい、もちろん可能です
責任もって緒野夢桜を観察してきます」

修は普段の時はタメ口だけど、こういう族が関わる話になると俺と拓人には敬語で話すようになる

そういうメリハリが出きるって正直に凄いと俺は思う