女嫌い × 裏表少女

「もっと腕上げて?」


「こう?」


「チョット違うな。」


「えー!わかんないよ!」


狙おうとしてるのは、比較的大きなぬいぐるみ。


日野原曰く、当てやすいだろ?とのことです。


しかし!


私はこういうのがめっぽうダメなのでした。


「もうわっかんないよ!」


「だーかーらー!ここをこうすんだって!」


「ちょ、ちょっと!」


日野原が、私に体をピッタリくっつけて、腕の位置と角度を抑えてくれる。


打つところの指も一緒に当てて、狙いを定める。


「ほら、うつぞ?」


「うん!」


声、裏返っちゃった。


あ、日野原の心臓の音が聞こえる。


息遣いも聞こえる。


なんか、落ち着くな。


パンッ‼︎