女嫌い × 裏表少女

なーんて話してたら私たちの番。


前には聖くんと凛。


少し後ろに私と日野原。


今のところ何もしてない日野原だけど、本当に大丈夫かなぁ?


「お前な、そんなに不安そうに俺を見るな。」


だって不安なんだもん。


「お次のお客様。」


ほら!


もう順番きちゃったよ?


凛と聖くんが乗り込んだ。


「ほら!優笑もおいでよ!」


「…ぇぇっと。あははは。」


私はもちろん苦笑い。


すると、日野原が手をさっと前に出して、少し揺らした。


すると、スタッフのひとがうっすらと笑って…ドアを閉めた。


そして私たちは、次のブースに乗り込んだ。


「…な?」


得意げな日野原おぼっちゃま。