女嫌い × 裏表少女

「ハァハァハァハァ…」


「ハァハァハァハァ…」


「はぁ…お前ら、本当に…はぁ、卑怯…」


「ハァハァハァハァ…」


もうみんなバテバテ。


高校生とは思えない遊び方したからね。


小学生レベルだよ。


今はといえば、みんな疲れて海の中で休憩。


「お飲み物です。」


すかさず愛川さんがパイナップルジュースをくれた。


酸っぱくて美味しい!


「流石に疲れましたね〜。如月さん。」


「…でいい。」


「はい?すみません聞こえませんでした。」


「もう!凛でいいって言ったの!ちゃんと聞きなさいよね!」


「…いいんですか?凛さん。」


「…は?凛じゃなきゃいや。」


「えぇ!それはハードル高いですよ!」


なんか、初々しいっていうか。


凛は、聖くんのこと、どう思ってるんだろう。


「…優笑。」


「ん?」


「にあってるな。その…水着。」


どこ見てんのよ!って言いたいところだけど。


今日は特別。


「ありがとう。」


で、済ましてやるわ。


「お前、ほんとかわいいな。」


…それは卑怯です。