女嫌い × 裏表少女

私は今、凛ちゃんと彼女らの間に割って入っている。


もちろん、彼女らを睨んで。


凛ちゃんを背後に隠して。


「確かに…」


「何?聞こえない!」


…大丈夫。


きっと、大丈夫。


私は、彼女たちを見据えて、言うんだ。


「確かに、もう凛ちゃんとは関わりはないかもしれない。偽りの友達だったって、この間までは思ってたから。」


「ほら見なさい!助ける理由なんて…」


「あるわ!」


凛ちゃんがあの時、止めようとしてくれたように。


私も、凛ちゃんをきっと守れるはずだから。


「今、やっと気がついたんだから!凛ちゃんは、私にとって、いなくちゃいけない存在だったって。」


仕返しを彼女たちから受けた時は何も感じなかったけど、凛ちゃんからやられた時は、心が痛くなった。


それは、今まで気づかなかったけど、凛ちゃんに対する、特別な気持ち。


好きとは違った、特別な気持ちだから。


「上履きをやられた時も、けられた時も、凛ちゃんだけは嫌だった。それに、手も汚して欲しくなかったの!」


「だから守るって?あんたなんかに守れるの?助けるの?何様よ!」


「…助けるんじゃない。私が、おせっかいやってるだけ!。」