女嫌い × 裏表少女




はっ!てなに?


その苦笑いはなに!


立ち上がってくれたのは嬉しいけど。


「…よくわかった。お前さぁ、みんなに気に入られてるとでも思ってんの?」


は?


当たり前じゃん。


表モードの私は嫌われることしてないもの。


先生にも気に入られて、親にだって迷惑かけたことない。


親友だって、いる。


クラスメイトだって、頼ってくれるし助けてくれる。


「ばかじゃね?俺のダチだってダチの彼女…学校のやつな?だって、お前のこと嫌いなやつぐらいいるっつーの?」


な、何こいつ。