「で、俺的に分析すると、だ。」


「あぁ。」


「これはコイってやつじゃないのか?」


コイ?


は?


「魚の?」


「馬鹿!漢字で、コイ。つまり、この字。」


聖が出した手帳に書かれたのは、《恋》


「イコール恋愛。お前は安東様のことが好きなんじゃないのかってこと。」


「…す、き。」


「そう。恋愛の意味の好き。LIKEじゃなくて、LOVEの方。」


…LIKEじゃなくて、LOVE。


‼︎


「はっ!えっ!すすすすすすすす、す、す、す、すすすすすすすすすき⁈」


「テンパりすぎ。あと顔真っ赤だぞ?」