女嫌い × 裏表少女

「あ⁈あぁ、いいんだよ!」


「モードなんか、なくていいんだよね?」


「も、もちろんだ!」


「ワガママ言っても、いいんだよね?」


「当たり前だって!」


それから、私はなんかどうでもいいことばっかり聞いた。


からかったって、大笑いしたって、人に頼ったって、自分を好きになったって、親友を作ったって、みんなともはっちゃけたって、他人に甘えたって…


本当にどうでもいいこと。


幼稚園児のようにワンワン泣く私の言葉をぜーんぶきいて、「いいんだ。」「当たり前だ!」「大丈夫。」って声をかけてくれた。


何を溜め込んでたんだろうって不思議に思う。


一番苦しかったのは、苦しいと思わなかった部分だっだの。


``人を信じること″


本当に、私が許して欲しかったこと。


今まで、誰も信じないで生きてきた。


信じられるのは、正しいのは私だけ。


頼れるのは私だけ。


でももう、違うんだよね?


「人を信用して、いいんだよね?」


「馬鹿!当たり前だ!信用しろ、優笑。」