姉貴の大好きは、家族として好きで、だから、離れるのも嫌だった。


姉貴は20歳になったから、結婚もしていた。


「1週間で帰ってくるから。ね?」


「ぜ、絶対?」


子供だった俺を、泣き止ませる為に、あねきはきっと、


「うん、絶対!」


って言ってんだ。