始まった恋

私は走った。
ともやに気持ちを伝えるために。
あっ。やっぱりいた!
ともやは校庭にある大きな桜の木の下に座っていた。
よし!行こう!

「ねぇ、ともや。」
私は呼吸を整えながら、話しかける。
すると、ともやが振り返る。

「どうした?えみか。」
ともやの目が少し赤い。
泣いたんだね。
ごめんね。

「あのね。えっとね。
ともやに、伝えたいことがある。」

「ん。なに?」

「えみか、ともやのことが、
好きです。
えみかの彼氏に、なってください。
えみかと、付き合ってください。」

ともやの目から綺麗な涙が、ながれた。

ともやは、
「うん。」
その一言。
私はともやに、抱きついた。
そして
「ともや、さっきはごめんなさい。
えみか、ともやのこと好きじゃけど、
ともやと付き合っていいんかな?
って思った。
そのことをゆきに言ったの。
そしたらね、ともやがえみかを好きだから、告白したんじゃないの?って言われて、そうだよね。
ともやも自分の気持ち伝えたんだから、えみかも自分の気持ちを、素直に伝えたいって思った。だから、ともやに、好きです。って自分の気持ちを、言ったの。」