「そうだね。」

「楽しんでね。」

「うん!」

「じゃあね。
夏祭りで。」

「うん。じゃあ。」

ゆきと別れて私は自分のお気に入りの店にいった。

「すみませーん。
この、可愛いクマのぬいぐるみくださーい。」

「はーい。 少し待ってください。」

私は店員に言われた通り待った。
このクマのぬいぐるみは、ゆきの誕生日プレゼントだ。
ゆきは、クマが好きだからこの可愛いクマにした。
少しすると奥から店員さんが出てきた。

「ごめんなさい。
えっと、そちらのクマですか?」

「はい。」