気になる!

優理が言っていた通り、美鶴は今日当番では
ない。
凌がまた昨日の様に隠れて本の臭いを嗅いでいるかもしれないと思ったからだった。


凌は別に本を乱雑に扱っている訳でもないし
誰に迷惑を掛けている訳でもない。
問題はない。


しかしそれを他の誰かに見られる事にでもなったら。


でももし、本人は見られる事を別に気にしてなかったら。


美鶴は自分がどうしたいのか、分からなくなってきた。
とにかくこのモヤモヤをすっきりさせたい。
気になるのだから仕方ない。


昨日は猛スピードで走った廊下を、今日は
落ち着いた足取りで図書室へと向かう自分を
美鶴は奮い立たせた。